幼稚園と保育園、どちらに通わせるのがベスト?
子どもの成長に大きく影響を与える「幼稚園」や「保育園」の選び方。初めてのことばかりで、何を基準に決めたらいいのか迷う親御さんも多いのではないでしょうか。
この記事では、幼稚園や保育園を選ぶ際に役立つポイントを、見学や質問を通じて確認できるコツとともに詳しく解説します。お子さんに合った園選びの参考にしてください。
幼稚園と保育園の違いとは
まずは「幼稚園」と「保育園」の違いを知ることが重要です。それぞれの特徴を理解することで、家庭の状況や子どもの特性に合った選択がしやすくなります。
幼稚園の特徴
最近では、満3歳児クラス(未満児クラス)を持つ幼稚園も増えています。
預かる時間帯を18時まで延長できる園もあります。
ちなみに我が家の娘ちゃんは現在、
満3歳児クラスに通っています。
2歳7ヶ月頃に入園しましたが
3歳を迎えてから入園するお友達もいます。
夏季保育や冬季保育など、長期休みの間に預かりを行なっている園もありますが、基本的には働く保護者様のための預かり…って感じの印象があります。前までは「働くなら保育園に入れなきゃ!」と思っている方が多かったですが、最近では働く保護者様でも幼稚園を選択肢に入れることができるようになりました。
保育園の特徴
幼稚園と異なり、0歳児から預けることができるので、
早く仕事に復帰する保護者様は保育園を選ばれています。
しかし、倍率も高く、待機児童が多い地域もあります。
朝から晩までフルタイムで働く保護者様には
保育園の方がしっかり預けられるのでおすすめです。
私の周囲ではほとんど幼稚園に通わせているので
保育園の情報が少ないのですが
園の行事が土日にあるのは羨ましいなぁと思ってます!
家庭の状況や育児のスタイルを踏まえて、どちらが適しているか考えましょう。
子どもに合った園を選ぶためのポイント
幼稚園か保育園か決めた後は、どの園に通うかを考える必要があります。公立や私立、園によって環境や保育内容が異なるため、子どもに合った園を探してあげましょう。
教育方針の確認
園ごとに教育方針は異なります。「自由な遊びを重視する」「学習を取り入れる」など、どの方針が子どもに合うのかを見極めましょう。
園によっては仏教やキリスト教など、宗教にかかわる教育をおこなっているところがあったり、食育に力を入れている園があったり、いろんな個性を知って確認していきましょう。
園の環境
室内外の設備や衛生状況、子どもが安心して過ごせる環境が整っているか確認してください。安全性にも注目しましょう。
古いからといって必ずしも危ないというわけではありません。きちんと安全点検されているものであれば、安心していいかと思います。
近年、さまざまな感染症が流行っているため、感染対策についても確認しておいたほうが安心です。
園児の様子
実際に子どもたちが活動している様子を観察しましょう。笑顔が多いか、先生との関わりがスムーズかがポイントです。
園見学以外で、気になる園の前をふらっと訪れるのもいいでしょう。来客がないときの園はリアルな様子を知ることができます。(あまり覗き込んでると不審者と思われるので注意…!)
ちなみに私も近所の保育園を
通りすがりにちらっと見たことがありますが
先生の怒鳴り声が聞こえてきて
「ひぃぃ」ってなった覚えがあります…。
見学で確認すべきポイント
教育や保育の内容
見学時には、園のカリキュラムや1日の流れについて質問してみましょう。「子どもの特性に合わせたケアがあるか」「行事がどのくらいあるか」も重要です。
行事については、幼稚園は平日、保育園は土日に開催されることが多いです。園によって異なりますので、事前に確認しておいた方が安心です。
施設の安全性
防犯対策や感染対策、トイレのプライバシーなど、確認をしておきましょう。地震訓練や防犯訓練を、園児と共にしっかりやっている園に通えば、子どもの意識も高まるのでおすすめです。
職員の対応
園長や先生の雰囲気、子どもへの接し方、親への対応が親身であるかを確認しましょう。園見学をさせていただく際は、可能であればクラスの様子を見せてもらうとGOOD。
見学や面接時はもちろんですが、電話での対応も重要です。これから子どもが通う園、きちんとしたコミュニケーションがとれる先生方がいる園を選びましょう。
質問の仕方でわかる園の特徴
見学時にする質問は、園の雰囲気や方針を知るうえで重要です。具体的には以下の質問を参考にしてください。
保護者との連携はどのように行いますか?
通常は連絡帳(オンライン含む)でのやりとりになりますが、何かあったときの連絡について確認しておきましょう。急ぎの連絡は電話が多いかと思いますが、園によっては全員一斉にメールでお知らせを送るところもあるので、事前に把握しておきましょう。
アレルギーや持病への対応は?
子どもにアレルギーや持病があると、通園させるのが不安ですよね。園によってはアレルギー対応食の準備や、塗り薬をしてくれるところもあるかと思います。
なお、幼稚園も保育園も、原則として先生が子どもに薬を飲ませるということはNGです。なぜなら医療行為に当たるから。ただし、医師の処方により薬の必要性が認められた場合は、保護者様の同意のもと、先生が薬を飲ませる対応をとる場合もあります。
自分の子どもがアレルギーや持病がある場合、
あるいはその可能性がある場合は
必ず園での対応を確認しておきましょう。
子どもが園に馴染めない場合の対応は?
途中入園の子は特に不安がある部分だと思います。上の学年に上がるにつれ、子どもたちの中にも人間関係が出来上がっています。出来上がった人間関係の中に入るのは、子どもだけじゃなく大人も不安です。
子どもが馴染めていないとわかったときに、先生がどんな風にフォローしてくださるのか、聞いておくと安心です。具体的な例をあげるのは先生としても難しいかと思いますが、先生が「子どもが園に馴染んでもらうには」を前向きに考えてくれているかどうかを判断していきましょう。
子どもがお友達と喧嘩したときの対応は?
子ども同士、喧嘩をしたり怪我をさせたりすることがあります。そんなときに園がどのような対応をするか確認しておきましょう。
いろんなパターンがあるのですが、「なぜその対応なのか」について理由付けまで話してくれる園だと安心できます。
ちなみに娘ちゃんが通っている園は
面接時に具体的な説明をしていただけました。
下のクラスの子たちは会話ができない子もいるため
先生が間に入ってお話をしますが、
上のクラスの子たちは基本的に自分たちで解決させるそうです!
理由付けもされた説明だったので、すんなり納得しました。
園選びで気をつけたいこと
希望条件を明確にする
「送迎のしやすさ」「給食の有無」「保育時間」など、家庭のニーズをリストアップしておきましょう。希望条件で出やすい項目は下記のとおりです。
周りの口コミを鵜呑みにしない
口コミや評判も参考になりますが、自分の目で見て確認することが大切です。周りからはいいと言われていたのに、自分の子にはあっていない…なんてことにならないようにしましょう。
口コミの多さは園児数とも比例します。小規模の園はいくら評判がよくても、口コミ数的には少なくなってしまうので、意外と見落とされがちです。
複数の園を比較する
1つの園だけではなく、複数の園を見学して比較検討することで、より良い選択ができます。ただ、たくさんの園を見学してしまうと、どれにしようか迷ってしまうことも。
本当に良さそうだな、と思える園を複数ピックアップして検討してみましょう。そして見学に行く際は、比較したいポイントを明確にしていくと、園選びがスムーズに進むでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
幼稚園や保育園選びは、子どもの成長にとって大きな決断です。教育方針や環境、職員の対応をしっかり確認し、見学や質問を通じてお子さんに合った園を見つけてください。親としても安心して子どもを預けられる園が見つかるよう、じっくり検討していきましょう。
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